地域に密着した「仏事3事業」が、
ほこだて仏光堂の強み。
だれもが人間として成長できる
環境をめざして。
株式会社ほこだて仏光堂
代表取締役 鉾建 祐治
—–ほこだて仏光堂の事業上の強みについて
ほこだて仏光堂は、長年変わらずに地域の中でお客様と深く関わり続ける「葬儀・仏壇・墓石」の仏事3事業を柱とした地域密着型の会社です。
お客様のお困りごとはお葬式の前にも後にも起こりうることです。現在のお葬式屋さんの多くはサービス提供すればそこで終わってしまうことが多いのですが、弊社ではそこからもっとお客様とのお付き合いを深く長くしていくことを大事にしています。
お葬式が終わったあとでもいろんな行事ごとがありますし、知らないけれどもやらなくてはならないことが沢山あります。それをひとつずつ、お手伝いさせていただきたいと思っております。
—–社員教育の考え方と仕組みについて
チャンスはできるだけ公平に与えよう、特に新卒採用で入社した社員には、本人がどうしたいかの意向も聞いたうえで、社外研修に取り組んでもらっています。これから社会人として活躍する彼らのために、例えばDX推進のために必要となるAIツールなど、なるべく最先端のスキルや知識を身に付けてもらいたいなという思いがあります。
また社内には家族と同じようにペットを大切にしている社員も多く、ペットセレモニー研修も人気ですね。
そうやって研修で学んだことを他の社員にシェアする「社内講師制度」もあります。
お給料とは別途で講師料をお支払いしています。デジタルツールの使い方からマナー研修、
新入社員オリエンテーションまで、社員を先生化する社員教育の裏メニューです。
そして、昔から変えていない会社の姿勢が「環境整備」です。整理・整頓・清潔の3Sは、ホスピタリティを続けるうえでの社員教育のベースとして、毎日のルーティンにしっかり組み込まれています。お客様をお迎えする場所、働く職場を自分自身の手できれいにすると、清らかな気持ちで仕事をすることができます。それをみんなと一緒に取り組むことによって、精神的にも人間的成長を遂げてほしいと思っています。
—–今後のビジョン
事業の川上にお葬式、川下にはお仏壇やお墓がありますが、高齢者ビジネスのチャンスはまだまだあるのではないかと、周辺の領域にも事業展開を広げていきたい思いはずっと持ち続けています。
そのひとつが小さな町の温泉事業です。私たちのお客様はご年配の方が多いのですが、ご家族を亡くされて、おひとりで暮らしている方もいらっしゃいます。そういった方のために小さなコミュニティ、憩いの場を作りたいと思って福島県相馬市で始めました。
ご高齢者の皆さまの日常や生活に溶け込む、余暇・レジャーの分野で必要なサービスであれば手がけてみたい、楽しみを提供していきたいですね。
最近では、社内に温泉が大好きで温泉事業のほうで働きたいと申し出ている社員もいます。いつかそれを叶えてあげられたらいいなと思っています。
—–新卒で入社する方へ期待すること
最近では千差万別、縦軸・横軸、いろんな人がいたほうがいいと考えています。口数が少なくおとなしい人も、明るく活発な人も、どんな人でも会社には必要だと感じるようになってきました。仲間がいれば仕事は続けられる。孤独では続けられない。野球でも4番打者だけのチームでは成り立たないでしょう。バントが得意、足が速い、守備なら強い、様々な人がいるから勝てる。そして誠実な人柄であれば、信用され、仲間と助け合えるでしょう。
今の社員に伝えたいのは、いろんな経験を積んで、人として成長してほしい、人間力を身に付けてほしいということです。会社を辞めても自分の力で幸せをつくっていける、そういった力を身に付けられる環境を用意しています。